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2009年9月から歩き始めた 山の記録。静かな山が好き。茨城県県南在住。

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ジョウビタキ 渡りの謎
ああ、いったい何年前から来ているのだろう・・・。

2008年11月のジョウビタキ(雌)
ジョウビタキ 渡りの謎_a0157297_22145912.jpg



私が鳥撮りを始めた2008年から、毎年ウチの周囲にジョウビタキが
来ているのを見てきました。


ジョウビタキというのは、日本に越冬しにやって来る渡り鳥です。
モンゴル、中国西部からウスリー、サハリンなどで繁殖するそうです。

で、ね、一昨年位に気付いたのですよ。

2010年秋のジョウビタキ(雌)
ジョウビタキ 渡りの謎_a0157297_222473.jpg




この雌のジョウビタキ、右脚(ふ蹠骨・ふ しょこつ)に少し特徴があるんですね。
骨折の治癒後のように少し曲がって太くなってるのです。
ジョウビタキ 渡りの謎_a0157297_223473.jpg


ジョウビタキ 渡りの謎_a0157297_223667.jpg




2008、2009、2011シーズンの画像は残念ながら右脚がきちんと
写っているものはなく、同個体かどうかは不明なのですが、行動パターンが
一緒なことからひょっとして同個体が来ているのかな?となんとなく思っていました。


そして今年、2012シーズンです。
内心、もう来れないのでは?と少し思っていました。
小型の野鳥の寿命は4~5年という話を聞きますから。

でも、でも・・・キタ!
おかえり~~♥
ジョウビタキ 渡りの謎_a0157297_22324100.jpg



で、右脚(ふ蹠骨)は・・・・・。
ジョウビタキ 渡りの謎_a0157297_2232714.jpg


ジョウビタキ 渡りの謎_a0157297_2233085.jpg




もちろんDNA鑑定でもしない限り100パーセント同個体と断定はできませんが、
おそらく同個体と思ってよいのではないでしょうか。



『鳥たちの旅~渡り鳥の衛星追跡~』 樋口広芳 NHKブックス
によりますと、大型の鳥は渡りの経路やらの研究はなされているようです。
この本のなかでも長野の安曇野に夏鳥としてやってくるハチクマの
「あずみ」はは何丁目何番まで正確に何年も戻ってきていたそうです。
(ハチクマはタカの一種です。「あずみ」は研究者が付けた愛称)

しかし、小型の鳥については、鳥に付ける送信機の大きさ・重量の問題で
追跡調査は今のところ出来てないようなので、送信機が付けられない
サイズの鳥の渡りについてはよくわからないのが現状なようです。

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
今、グクってみましたら、このハチクマの渡りの研究は引き続いて
行われているようですね。
プロジェクト統括も樋口広芳氏なようです。
ハチクマ渡り公開プロジェクトサイト
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

ちょっと話がそれました。
何丁目何番まで正確に戻ってくるハチクマの「あずみ」にもびっくりでしたが、
なんのなんの!このジョウビタキの雌も何丁目何番まで正確に戻ってくる
ではないですか~!

だってね、海を渡ってやってくるのに、ですよ?
遠く大陸からやってくるのに、ですよ?

どうして、どうして、同じところに戻ってこられるのでしょう。
(((ちょ~方向音痴な私はカーナビを頼りにしても道を間違えますw)

だいたいにして、こんな小さな鳥が(スズメよりも少し小さい位)海を渡って
やってくるだけでも胸が熱くなりますのに、ね。

ああ、もう少し寒くなったら落ち葉をかいて虫を出してあげよう。
(((落ち葉の下の虫目当てで、落ち葉をかく音を聞きつけてやってくるのです)
とか言って、まあ、晴れた昼間は山へ行っちゃったりするから
なかなか機会がないんですけどね。(^^;;


冬鳥としては、とても身近なジョウビタキ。
皆さんも家の周りで探してみてくださいね。
by 92robin | 2012-11-07 22:42 | よもやま話 | Comments(6)
Commented by charmy at 2012-11-08 05:34 x
我々の社会に「電波」が氾濫して「伝書鳩」の帰還率が悪くなったとか

GPSに近い様な感覚があるんでしょうかね?


でも毎年来てくれるのはうれしいですよね
Commented by yamasanpo at 2012-11-08 09:08 x
凄い観察力ですね。
鮭は母川に向け回帰する能力がありますが、鳥にもあるんですね。
新たな発見です。
家族の一員のようで可愛いですよね。
Commented by 92robin at 2012-11-08 22:16
charmyさん
なんでも、鳥の頭の中にはちっさな磁石が入っているそうで、
地磁気を感じながら飛行しているんだそうな。

>帰還率
なんかレース鳩でも帰ってこないのが結構いるそうですよね~。
やる気のない鳩だな~・・・じゃなくって、案外迷っちゃって
帰れないのもいるのでしょうかね?
Commented by 92robin at 2012-11-08 22:23
yamasanpoさん
やはり鮭にも体内に磁石が備わってるらしいですね。

ジョウビタキは4月の初旬には、なわばりからいなくなるので
案外長く見ることができます。
山が忙しくって、なかなかその姿をカメラに収めることが
出来ないのが悩みです。
Commented by J7W1-b at 2022-10-27 21:02 x
こんばんは。
僕も、ジョウビタキの渡りに大変興味があります。
だって、本当に去年の子が戻って来るんだから!
すごいですよね。
Commented by 92robin at 2022-10-27 22:02
J7W1-b さん
こんばんは!
J7W1-b さんのまわりのジョウビタキもやっぱり同じ個体が戻ってきている感じでしょうか?
ホントに驚きですよね。
それとともにホントに愛おしい。
春に新潟の角田山に登りに行ったことがあるのですが(海岸線すぐの山です)その海岸の駐車場にたくさんのジョウビタキが集まっていました。
これから海を渡るんだな…と思うとまた胸アツで山に登らずにずっと見ていたい位でした。

ここ数年、私の家の周りの環境が変わってしまいしばらくジョウビタキが居つかなかったのですが、今年はオスのジョウビタキが居つきそうでとても嬉しいです。
でも最近じゃ八ヶ岳山麓辺りでは日本に居付いて繁殖をしている個体も結構いるようですね。
巣立ち子をこの目で見てみたいものです。