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岩手遠征 八幡平 / 早池峰山 その2 早池峰山
2013年 08月 09日
前日の八幡平はこちら
前回の早池峰山は2011年6月11日。 再訪です。 前回はチョイ早くってハヤチネウスユキソウを見ることが出来ませんでした。 その代わり花期の早いヒメコザクラを見ることが出来たわけだけど。 早池峰山、花がたくさんですし、また固有種が多いのも魅力。 今回はハヤチネウスユキソウを絶対見るぞ~と。 まあ、その他に目当ての花はたくさんあったわけですが。(←よくばりw) それと、今回は早池峰山~中岳~鶏頭山縦走なんてものいいな~と思ったのですが、 やはり激烈メジャーコースの方が花がたくさんなような気がするのと日程の都合上 またしても激烈メジャーコース。 同行はbetty氏。 【早池峰山】 ■行程■ 8/4(日)0530河原の坊登山口⇒930山頂⇒1205小田越登山口 ■GPSログ■ クリックすると別タブでルートラボが開きます ■駐車場について■ 今年は6/9(日)~訪れた8/4(日)の土日祝日、車両規制。 5時~13時まで、岳から江繋まで一般車両乗り入れ禁止。 一般的には岳の駐車場に車を置いてシャトルバス利用だけど、私達は前夜入りで 河原の坊の駐車場に駐めました。 ■携帯電波■ 河原の坊駐車場→わずかに入るか?しかし不安定。 山頂→可 【詳細】 ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 8/4(日)0530河原の坊登山口⇒930山頂⇒1205小田越登山口 ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ さて、前夜に河原の坊到着、betty氏は車中泊、私は車の後方にテントで朝を迎えます。 駐車場には・・・シシウドかな?アマニュウかな?今度は小総苞片の有無をよく見てきます。 そして、初見のカワラマツバ。 で、駐車場から上がると河原の坊登山口。 案内所?のおじさんとしばし談笑。 おじさんの素朴な感じになごみまくりました。 久しぶりに聞いた岩手の言葉はやはり耳に心地よく。 そして登山道へ。 最初の渡渉で早速足ポチャ一回。 一昨年来た時に石にヌルが付いてものすごく滑ったから、今回はわざわざ手でヌルの 具合を確かめた矢先にポチャ。やれやれ。 ま、少し靴の中に水が入った位だったのでヨシ。 で、登山道入るなりタマガワホトトギスが、も~じゃんじゃか出てきます。 そして大好きなセンジュガンピもたくさんたくさん。(((嬉) そしてクガイソウ初見!うっほ~見たかったの、クガイソウ。 ウツボグサもありました。 花じゃなけど、クジャクシダもたくさん。 ウバユリも。 で、まだ花が咲いてないんだけど、ガンジュアザミ。もちろん初見。 左右の画像は葉っぱの形がだいぶ違うのだけど、全縁~羽状浅裂といろいろみたい。 一番の特徴は総苞外片及び内片は長く開出又は少し反り返る、のだそうな。 国立科学博物館によれば花は直立して上向きに咲き、総苞片が斜めに突き出す、 という表現。 まあとにかく岩手の特産で、岩手山、早池峰山、薬師岳、五葉山、八幡平にあるとのことです。 チョイと先に行ったら花が咲いているのもありました。 ソバナはぽつんとふた株位。 なんてやっていると、おお、前が開けて上が見えました~。 で、ここらへんからミネウスユキソウがぽつぽつと出てきます。 ミヤマシャジンも。 クルマユリも出てきます。それとオヤマソバもぽつぽつ。 それでそれで、たくさん出てくるナガバキタアザミ。(咲きかけの個体、他は蕾でした) アザミと言ってもアザミではなくトウヒレン属。 北方領土を含む北海道から本州の岩手県にかけて分布するということで、早池峰山が 南限なんだそうです。当然初見。 そして右の画像はおなじみなイブキジャコウソウ。 【追記と注釈】 上記画像、タカネトウウチソウだと思ったらシロバナトウウチソウのようです。 何が違うかと言うと、花の咲き方。それと分布。 花はタカネトウウチソウが下から咲くのに対し、シロバナトウウチソウは上から咲く。 また、分布はタカネトウウチソウは本州中部と北海道、シロバナトウウチソウは東北と いうことだそうな。 で、驚いたのはタカネナデシコの花色。 ものすごく濃いぃぃ色でビックリ。 もうね、普通のかわいらしいピンクじゃないの。 別にホワイトバランスがおかしい訳じゃないの。 ホントにこんな色。(((ちなみにこの後にはもっとすごいのがでてきますw) おどろきつつオオバギボウシロードを登っていきます。 そしてそして! 早池峰の固有種2種。ナンブトラノオ(左)とナンブトウウチソウ!もちろん初見です。 さらにさらに!これは固有種ってわけじゃないけど、絶対見たかったホタルサイコ。 や~も~感激。 なんてやってる間に中岳方面の稜線がキレイ。 しかしながらハヤチネウスユキソウは、まだかいな? あんまり出てこないんで、さっきから出てきてるミネウスユキソウを もしやこれがハヤチネウスユキソウだったして?なんて思う始末ww あんまり不安なんでパークレンジャーのようなおじさんに確認してしまいましたよ。 遠景、右が焼石連峰、左が栗駒。 (と、さっきのパークレンジャーのようなおじさんに教えていただきました) 鳥海山も見えちゃったり。(これもおじさんにw) 来し方を見れば、薬師岳が美しく。 ミヤマハンショウヅルもいい風情。 で、さささ!お出ましになりました!━━━━(゚∀゚)━━━━!!! ハヤチネウスユキソウ! そして、これもものすごく見たかったミヤマアケボノソウ! ちなみにミヤマアケボノソウの分布は八ヶ岳、北・中・南ア、早池峰山だそうな。 や~会いたかったよ、ハヤチネウスユキソウ、ミヤマアケボノソウ! あまりの嬉しさにAKBで唯一知っているフレーズの♪会いたかった~会いたかった~ 会いたかった~(Yes!)君にぃぃぃ~♪を振り付きで歌ったら、 betty氏に「そんなことして~~岩から転げ落ちないで下さいよ~」 と言われてしまったくに婆でした(・x・) そして花後の世界。 キバナノコマノツメの花後(左) ナンブイヌナズナ(右) 確かにナンブイヌナズナの実はナズナの実と似ているな~。 ちなみにナンブイヌナズナも早池峰山が南限。それで蛇紋岩地質の植物。 ホソバツメクサもじゃんじゃん。 ミヤマオダマキはもうほとんど終わりで咲いているのを探すのはたいへん。 それにしても、色もさることながら株数がおおいタカネナデシコ。 大好きな花なのだけど、あまりのどぎつい色にちょっと引き気味なワタクシw ウメバチソウ ミヤマアズマギク 鎖場が出てきたり。 また載せちゃうハヤチネウスユキソウ。 そしてカンチコウゾリナ(初見) ちょっとカンチコウゾリナは画像があまり良くなくって恐縮です。 で、カンチコウゾリナなんだけど、最初はミヤマコウゾリナだと思ったのです。 でも、なんだかミヤマコウゾリナにしては花が一回り大きいし、茎に赤い剛毛がある・・・。 「なんか違う・・・なんだろこりゃ?」なんてつぶやいちゃったら、後ろから来たご夫婦に そりゃ~カンチコウゾリナと教えていただきました。 この京都から来たというご夫婦とは、なんだかんだそれ以降前後して花を観賞しながら 一緒に歩きました。 もう40年も山を歩いているそうで、さすがに花に詳しい! で、山頂に到着。 betty氏はいつもバーナーを持って上がってコーヒーを入れてくれます。 朝のコーヒーと言い、うんまかったなぁ~! 感謝感謝。 山頂の一番高い岩の裏にハヤチネウスユキソウ。 ここのが一番若かったかな。笑 避難小屋とトイレを覗いた後に小田越方面へ。 山頂に着いた時にはもうガスが来て遠望は望めませんでした。 ホソバツメクサとハヤチネウスユキソウ。 小田越コースの方がハヤチネウスユキソウがたくさんありました。 それとこちらにもタカネナデシコがたくさん。 そうそう、イブキジャコウソウもこんもりしたいい株がもうそちこちにありました。 イブキジャコウソウ、これも京都のご夫婦に「ハーブのタイムの香りよね~」と 教えていただいたのですが、株を軽く手で押さえるとものすごい芳香。 まさにタイムで、後から調べるといわゆるタイムはタチジャコウソウなんだそうな。 で、イブキジャコウソウは「日本のタイム」と呼ばれているそうで。 どちらもシソ科イブキジャコウソウ属で、そもそもイブキジャコウソウ属=Thymus そして、胸がすく好きな光景。正面は薬師岳。 ささ、まだまだありますよっと。 これも初見2種です。 チシマフウロとサマニヨモギ。 サマニヨモギは北方系で早池峰山が南限だそうな。 そして、これも初見のタカネサギソウ。 それと北岳でも見たキンロバイが黄色の花鮮やかに。 下ります。 山頂を振り返ります。 ずんずん歩いて、樹林帯に入り、木道が出てくればもう小田越登山口です。 登山口手前で木道脇にノリウツギが爽やかに。 小田越登山口でバスを待ち、河原の坊まで運んでもらいます。 バス待ちしている時に宮城県沖M6.0の地震があって、ちょっとビビりました。(lll゚Д゚) 帰りは道の駅とうわの併設の温泉で汗を流し東和ICから帰路へ。 いや~それにしてもよかったな~。 初見な花の多いことよ。 でも、ミヤマヤマブキショウマとナンブソモソモとタカネヤハズハハコを画像に収めそこなっちゃったな。 (タカネヤハズハハコは珍しくはないですが、東北では早池峰しかないそうな? ミヤマヤマブキショウマはヤマブキショウマだと思っていてスルー、ナンブソモソモはただの 地味なイネ科としか認識せずスルー) それと、今回も見ることが出来なかったのはカトウハコベ。 これは蛇紋岩地質のもので、至仏山でも探したのだけどやっぱり見つかりませんでした。 どうも株数が少ないらしいですね。 また課題が出来てしまったわw 長くなりましたがこれでおしまいおしまい。 同行のbetty氏と美しい岩手の山々に感謝。
by 92robin
| 2013-08-09 01:20
| 東北の山
|
Comments(16)
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charmy
at 2013-08-09 05:21
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>>そして、胸がすく好きな光景。正面は薬師岳。
良い景色!!私もこんな感じの景色大好き!!
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くに
at 2013-08-09 23:20
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くに
at 2013-08-09 23:22
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asano
at 2013-08-10 08:57
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こんにちは!
早池峰山、ホント花好きには応えられませんね~ まるで高山植物図鑑を見ているようですね。 早池峰は東北でも北上山地の高峰、やはり奥羽山脈の 植生とは違うのでしょうね。 長距離遠征お疲れ様でした。
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デイダラボッチ
at 2013-08-10 14:49
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八幡平と早池峰、花の山のいいとこ取りですね。
私ら岩手山と早池峰をセットにしました。 「会いたかった~!」お気持ち分かります。自分もそうでしたから。 固有種もそうですけど、ここ花有り過ぎ。また行きたいですね。
東北行脚、お疲れ様でした~
天候に恵まれ、期待以上の景色にも多く出会え充実した2日間でしたね!! 今度は中岳、鶏頭山の縦走路もやってみたいですね。 それにしても、今年の天候はなんだかなぁですね。 ラッキーだと喜んでいた2日間が申し訳なく思えます。
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くに
at 2013-08-11 17:26
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asanoさん
や、ほんと早池峰山ってすごいですね。 近くに住んでいたら毎週行っちゃいそうです。笑 早池峰山はその成り立ちから森林限界が著しく低く、 高山帯の領域が非常に広いんだそうです。 地質学の研究によれば早池峰山のカンラン岩はなんと12億年も前のもので、 当時まだくっついていた中国の大陸と北米の大陸が分離し、太平洋が でき始めるときにマントルが絞りだされてきたものだそうです。 (よく早池峰は蛇紋岩といいますが、蛇紋岩はカンラン岩が変質したもの) 早池峰山はその岩塊斜面が低いところから続いていること、 蛇紋岩地質は植物にとっては条件の厳しいものであることから その植生の特殊性があるのでしょう。 しかしながら、標高差はそんなに大変じゃないのに急なので登るのには 結構大変ですね。 遠征は一人だと大変ですけど、二人いると運転も交代で行けるので 楽でいいですよね~。 山でも「わ~すごい~!」とかが独り言にならないのでありがたいことです。笑
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くに
at 2013-08-11 17:34
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デイダラボッチ さん
途中から京都より来たという40年以上前から山登りをしていたご夫婦と 歩きましたが、昔は上高地まで車で入れたなんて話も聞き、 あ~デイダラボッチさんだったらきっとそんな話も知っているのだな~ なんて思いながら歩いていました。 しかしながらまたカトウハコベをみつけられませんでした。 やっぱり株数がすくないのでしょうかね?
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くに
at 2013-08-11 17:38
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yosi さん
一昨年はやはり早池峰山と岩手山をセットにしたんですが、 この組み合わせは私にはきつすぎました。笑 帰りの車で、もう身体と脚がだるくってだるくって運転ギブアップ。 で、サービスエリアでぐうぐう寝ちゃいましたよ。 岩手山もいつも馬返しからなので、違うところからのぼってみたいし、 裏縦走路も歩いてみたいし・・・。 時間とお金がほしいですわ~。 といいつつ、大満足の八幡平&早池峰でした!
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くに
at 2013-08-11 17:47
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bettyさん
遠征、お疲れさまでした。 すばらしい二日間でした。 あともう一日あれば、八幡平の小屋に泊まれたか、 岩手山に登れたか・・・なんて贅沢なことを考えてしまいます。 集中豪雨、ちょうど帰ってすぐですものね。 たいへんな被害で驚いています。
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igaguriatama
at 2013-08-16 11:05
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こんなに花に夢中になっていて、ちゃんと先に進めるんですか?
余計な心配をしてしまいます。。 花の名前もチンプンカンプンです。 新年会の件ですが、開催決定したら改めて連絡差し上げます。 都合よければお誘いあわせでよろしくお願いします。 PS.トップ画像のコバイケイソウが爽やか過ぎで参りました!
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くに
at 2013-08-16 20:43
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igaguriatamaさん
>ちゃんと先へ そうなんです~。いつもそう思います。 なんかどこへもたどり着かないような気がしてきますから。 でも、意外にちゃんと着いちゃったり。笑 新年会の件、お誘いありがとうございます。 詳細決定しましたらまた教えてくださいね。 >コバイケイソウ むむ、爽やか過ぎたか?! じゃ、またカエルとかにしちゃおうかな~。 こんどヘビをしっかり撮ってみたいと思っていたんですよ~。 (((ニヤリ
ご無沙汰してます。
岩手ツアーに来てたんですね。八幡平はハイヒールで来られるのでやや触手が動きませんが、茶臼岳から八幡沼まで歩いて行くのも楽しいですよ。あそこにコバイケイソウがあんなに咲くなんて知りませんでしたけど。 早池峰は花がすごすぎるんだけど、いっつも名前が分からなくて、ポケットにくにさんねえさんを忍ばせておきたいと常々思っております。花のレクチャーしてください。 集中豪雨すごかったみたいですね。朝日連峰もたいへんなことになってますよ。
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くに
at 2013-08-20 21:19
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Toby さん
アスピーテラインから八幡平頂上があんな道だとは知りませんでした~。 びっくり。 もうサンダルだろうがハイヒールだろうが、ですね。 でも、八幡沼の周囲はとてもすばらしい風景ですね~! ぜひ、いろいろ歩いてみたい!と思いました。 早池峰ももっと歩いてみたいし。 それにしても早池峰はすばらしい花々ですよね~。 季節も変えて登ってみたいので是非ポケットにw 集中豪雨、朝日もえらいことになってますよね。 どうも天気がへんですよね。 |